撮影した鼓膜写真をチェックしてみましょう!
- デジタル耳鏡を耳の中に入れて鼓膜を撮影してみましょう。
- サンプル画像と比較してみましょう。
- 鼓膜が赤くなったり、腫れたりしていませんか?
どんな症状ですか?
- 耳が痛い
- 聞こえにくい
- 耳だれが出てる
- 熱が出てる
- 乳幼児の場合機嫌が悪い
何かきっかけはありますか?
- 風邪をひいていて鼻が出たり、のどの痛みがあった。
これからどうしたらいいの? 自宅で様子を見れる場合。
- 痛みや熱が辛らければ市販の解熱鎮痛剤(おすすめの一般用医薬品は?を参照してください)を内服しましょう。
- 鼓膜に腫れがなく、赤みが軽度ならば自宅で様子を見ましょう。未就学の場合、できたら1日位は保育園や幼稚園はお休みしましょう。
- 風邪症状があれば市販の風邪薬(おすすめの一般用医薬品は?を参照してください)を内服しましょう。こちらには解熱鎮痛剤が入っています。解熱鎮痛剤を重複して飲まないようにしましょう。
- 翌日も観察し改善傾向でなければ耳鼻咽喉科を受診しましょう。
これからどうしたらいいの? 耳鼻咽喉科を受診する場合
- 翌日も耳を痛がる場合。翌日も鼓膜が赤い場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
- 鼓膜に腫れがあったり、赤みが中等度以上の場合は抗生物質を使うことが多いので早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
おすすめの一般医薬品は?
解熱鎮痛剤
- 3か月以上3歳未満の場合 キッズバファリンシロップ
- 3歳以上15歳未満の場合 小児用バファリンチュアブル
- 15歳以上の場合 ロキソニンsプレミアム、イブA錠、バファリンA等
<鼻水・咳などの風邪症状がある場合>
注意:下記のお薬には解熱鎮痛剤も入っています。同時に上記の解熱鎮痛剤を飲まないようにしてください。
3か月~6歳
キッズバファリンかぜシロップ、ムヒこどもかぜシロップ、宇津こどこかぜシロップなど
1歳~10歳
5歳~14歳
7歳~14歳
12~15歳以上
パブロンsゴールドW錠、新ルルAゴールドDX、ベンザブロックLプラス錠、エスタックイブファインなど
急性中耳炎はどんな病気?
- かぜなどの上気道(鼻やのど)感染がきっかけになります。
- 2歳以下で集団保育をされているお子さん、アデノイド増殖症や慢性副鼻腔炎のお子さんは繰り返しやすい傾向があります。
- ウイルスや細菌感染により鼻やのどに炎症がおこります。そこで増えたウイルスや細菌が耳管(鼻の奥と耳をつなぐ管)を経由して中耳に感染し炎症が起こります。
- 激しい耳の痛み、難聴が起こります。
- 炎症が強いと鼓膜が自然に破けてたまっていた膿が出ます。
- 小児では高熱が出ます。
耳鼻咽喉科では何をするの?
- 鼓膜の観察。細菌の検査を行います。
- 中等症以上で細菌の感染が明らかな場合は抗生物質を投与します。
- 重症例では鼓膜を切開し膿を出す場合があります。